10月23日の中越地震の震源に近い広神村。11月1日には合併で魚沼市広神になりました。
広神村はかつて災害とは縁がなく、伊勢湾台風の時に木が数本倒れたくらいだったそうです。
その為今回の地震では災害に慣れてないので大変でした。
役場の方も被災者ですが、それでも被災地を回り行政の立場として役職を遂行する。
しかも合併でまだ新しい魚沼市広神として動き出す前の地震なので全員が大変な思いをされたとのこと。
仮設住宅への入居が終わりちょっとホットされてました。
地球元気村を主催する風間深志さんからオークションの売り上げなど元気村の義捐金を 預かってきたので
魚沼市役所広神庁舎で事務所長の櫻井さんにお渡しし、広神村で役立てていただけるようになりました。

事務所長の櫻井さんに預かってきた義捐金をお渡ししました。
 
今回いろいろ便宜を図って下さった生涯学習課の瀧澤さん(右)
 

メッセージカードと池子小学校の子供達のCDをお渡ししました。

全村避難中の山古志村はすぐ隣です。



魚沼市役所広神庁舎から山古志村方面に進み、山をどんどん登っていくと芋川地区の方が入居している仮設住宅に着きました。
もっと平地の便利なところに何で作らなかったのかなぁと思ったのですが、雪下ろしに自宅に通いやすいように
集落に近い山の中に立てたそうです。この辺りは軽く3メートルは積もるという豪雪地帯。
平屋の仮設では雪に埋まってしまうそうです。

芋川地区長の大家権了さんを訪ねましたがお留守。
しばらく他の方のお話を伺って、では戻りましょうという時に奥様が戻ってこられて大家さんのお宅に
おじゃまさせていただきました。地震の時のお話を聞かせていただきましたが
本当に良く助かったなぁと言うほどすさまじかったそうです。

地区長の大家さんのお宅もかなりの被害を受けました。
奥様のお話を伺っているとご主人も戻っていらっしゃいました。
今回広神に来た趣旨をお話しし、子供達の手作りのメッセージカードをお渡しいたしました。
子供達のメッセージカードを手に本当にうれしそうでした。
明るい笑顔と、村の仲間で助け合っている前向きな姿に復興への強い意志を感じました。
きっと雪に埋もれる厳しい冬を絶えてきた強さなのでしょう。

仮設に向かう道はあっという間に真っ白。
仮設の入り口で瀧澤さんと。
芋川地区長の大家さんご夫妻と記念撮影。
仮設の皆さんの分のメッセージカードをお預けしました。


年が明けて1月21日、村岡中学校に芋川地区長の大家さんが訪ねていらっしゃったそうです。
村岡中学校の生徒さんのメッセージカードが大家さんのところに渡ったので是非お礼をということで
東京出張に合わせわざわざ藤沢まで来て下さったそうです。
大家さんはメッセージカードが仮設の皆さんにとても喜ばれ、
物資よりも心の支援がどんなにありがたかったかとおっしゃっていました。
本格的な冬を迎え、不安な仮設住宅での暮らしの中でどれだけ力づけられたかともおっしゃっていたそうです。

まだまだ復興への道は遠く厳しいのですが心の交流でちょっとでも勇気や希望がお届けできたらと思っています。



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